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2004年10月 8日

詩集「逆光の喪失」

ココフラッシュのユーザーカテゴリーには今までアップした記事がリンクされることは無いようなので、いままで掲載した詩を詩集という名目で見出しにしました。リンクされないんじゃ折角「詩」というカテゴリーに置いておいても寂しいですからね。

もし、気に入った詩があれば、コメントなどいただければ、結構幸せです。

ではでは・・・

「逆光の喪失」

いつも遠いところに貴方への気持ちがある
寝台列車の座席に置き忘れたことばのように。

あのひとはアイルランドでポリアコフ・パレス・ガレージという
ガソリンスタンドに勤めていて
花ならば初夏の頃が一番美しいよ」と手紙をよこす。

私は港に向かう22番のバスに乗り込み桟橋まで出かけては
船を見送って帰るだけの臆病者。

あなたへの想いたとえそれが愛だとしても・・・

(港で聞く風の音は400HZ

飛翔する種が、生存へのかすかな希望をつぶやき
鳥たちの星座がぐるぐると追い越して、季節がめぐっていく
一年前と同じように、また枯れ葉が落ちて刻む音が聞こえる
透明な漆黒の夜空に立ち向かう冬のタンポポ

ほんとうのあなたよとわに

桜の季節がまた来て感じる朝焼けの動悸
私のむねのおくのひろいそら星よりとおくかすむところ
雑踏と言う名のこの大地の深くに、あなたへの入口が見えますか?

なんども何度も遠い雷鳴かぞえて
また夏の喪失がはじまる。

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