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2004年7月11日

長い年月をかけて、巨人ファンとアンチ巨人ファンをつくっただけなんだな

10日の産経新聞生活面。

「阿久悠書く言う」という大好きなコラムがある。そこで阿久悠は、敗戦直後の荒廃と混乱の中で少年期を迎えた世代を野球に対する「特別な信仰を持つ世代」と位置づけ、真に野球を愛した世代であると自負していると語る。野球を見るだけでなく、

野球を知ること、野球らしき物に近づくこと、野球になることで、ぼくらは、こわれたガラス器のようになっていた心を、大人の力も社会の力も借りずに、ジグゾーパズルのように再生していったのである

と回想する。

しかし、全国ネットのテレビ中継がはじまり、人々の心の中から素朴な野球の神をどこかに放逐してしまったと嘆く。そして最後にこう締めくくっている。

それから、さらに50年、今、プロ野球はかつて神を追放した罪に問われている。何を愛されたのかがわからなくなっている人たちが、自らの立場のためだけに発言しても、もはやあの神は戻らない。

私がバファローズを愛するのは、貧乏球団・最弱軍団と言われながらも絶望の淵からでも希望を捨てずに戦うあの野球の姿にであって、決してスター選手がいるからではないです。バファローズが優勝に絡むときだけ降臨してくれた野球の神も、バファローズ消滅とともにもはや二度とあらわれないかも知れない。

そんなセンチメンタルな気分を、深めてしまったコラムでした。

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