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2004年4月27日

星よりとおく

窓の外は少し北風の吹く夕暮れで
これから南極老人星を見ようと
大きなパラボラのあいだを抜けて
昔、友をなくした修行者が涙で掘り抜いた文字があるという
絶刻の岩屋のあるこだかい丘に
向かおうとしていた

これからであれば
ちょうど星の頃に着くだろうと
夕食かわりのおにぎりを差し出しながら
宿のおやじが言う

南の空のずっと低い場所にある
その星を見ると長生きができるという
みんなは必死で星を求めたけど
私はあなたの横顔ばかりみていた

そらが宇宙を映し出す鏡になって
絶対に手の届かない宝石をちりばめても
気が付かなかったのだ

あなたは
そのばらまかれた別の星の周りを巡る
違う惑星に住んでいたことを

ふと、振り返ると
陽が沈んでからずっと同じ場所で見つめている
ひとつの星明かりの下に
自分の影を踏んでいた

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コメント

 カノープスですか。私はまだ見た事がありません。一度は観て観たいと願いつつ、なかなかチャンスを作れないでいます。

コメントありがとうございます。カノープスは一度だけですが見ました。でもすぐ雲に隠れてしまってじっくりとは見ていません。そんなので長生きできるのかな(笑)

カノープスどこで見られたのでしょうか?
南紀の勝浦あたりの丘の上あたりで見られないか
と思うことがあったんですが、まだ果たせていないので、
参考に教えてくださいませんか?
いつも楽しく読ませてもらってます、
少し饒舌な少し幻想的な
明るい霧の中にいっぱいある
光りものみたいなあなたの詩。

こんにちわ(^^)

カノープスを見たのは奈良県曽爾村、曽爾高原の倶留尊山山頂からです。冬は寒いから気をつけてくださいね。

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