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2004年3月 1日

ウォルマートと西友と鯨

ウォルマートは来年1月にも西友に対して出資比率を50.1%に引き上げる権利を得るそうです。そのためには西友事業が成功を収めていることを本国の株主に印象づける必要があるらしいですね。まあ、そのあたりは経済の常識と言うことなのですが・・・。どうも、アメリカの自然保護団体あたりが西友での「鯨肉」の販売を中止するように圧力をかけているみたい。その中には株主も含まれているのでしょうね。

 だいたい、アメリカ人の鯨偏愛に関しては申し訳ないけど、失笑してしまうんですよ。だいたい、ミンク鯨を大量に(しかも無駄に)殺しまくって数を減らしたのはどこの国の責任なんでしょうね。(まあこれは自国の森林を伐採せずに熱帯雨林の木材に頼りつつジャングルを守れ!という国の理論とあまり変わりませんが・・・。)捕鯨に反対する理由は「鯨は賢くてかわいいから」なんだろうな>アメリカ人。

 かの国の人は、教義に基づき「生命ピラミッド」の頂点に人間や鯨などの知的生命があると信じているようですね。そして、石の棺桶に入れたり火葬にしたりして「食物連鎖」から外れようとするのでしょう。生命は決してピラミッドなどではなく、鎖のようにひとつにつながった輪っかなんだと思います。鯨を食うことと、家畜を「生産」することと、どちらが生命を弄んでいることになるんでしょうか。

(ちなみに先日の高知旅行で食べた近海鯨の寿司、最高にうまかったです。くさみもなく。)

 ウォルマートは株主や自然保護団体の圧力に屈して、おそらく西友での鯨肉の販売を中止するでしょう。西友が鯨を売らなくなった瞬間から日本の企業ではなくなるような気がします。

 ここで予言をしておきます。ウォルマート式のマーケティングは日本では(一部地方でしか)成功しないでしょう。アメリカよりも多くのレイヤーを持つ日本の客層、多彩な食文化・・・などなど、得意のエブリデイロープライスでは戦えない、と確たる根拠無く無責任に断言しておきます。なんせちょっとぐらい高くても飲みたいときに自動販売機でコーヒーを買う国民なんです。しかし、西友で鯨を売る勇気をウォルマートが持てるなら、日本の小売業は真剣にウォルマートを恐れなければなりません。

 それぐらい注目な鯨肉問題。みなさんは、どうお考えでしょうか?

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コメント

先日は私の記事にコメント下さり、ありがとうございました。
さっそく貴方様のココログを拝見していたら、鯨の話が載っていて、私も以前捕鯨問題について思う事をかいたので、少し前の記事ですが、トラックバックさせて頂きました。

TB&コメントありがとうございます。「貴方様」なんてたいそうな相手じゃないので、今後とも気軽によろしくお願いします。

鯨問題は文化の根底につながっていく導火線ですね。

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