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2004年1月25日

タンポポ紳士録(3)

セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale Weber)

セイヨウタンポポをを明治以降、文明開化とともに入ってきた侵略者であるかのようなイメージ を誰が植え付けたのでしょう。在来種と外来種のタンポポ戦争などという言葉こそがその誤解を大き くしているのではないでしょうか。

彼らは不毛の大地に入植する希望にあふれた冒険者のようです。彼らが、求める土地がただ在来種に適さない荒れ地だっただけにすぎません。 もともと在来種の生育できないところでセイヨウタンポポは花を咲かせることができます。在来種の生息地を奪ったのは人間。

セイヨウタンポポは無配生殖です。つまり花粉を受容することなく結実します。だから昆虫な どに頼ることなく自分の分身を生み出す種を次々に生み出すことができるのです。また 条件がよければ年中、花を咲かせることができます。まるで愛による生殖を否定するかのように・・・。

 彼らはタンポポ種の誇り高き戦士なのです。誰よりも遠くへ飛ぶための軽くて小 さな子房と軽い綿毛。在来種のように休眠しない種。次から次へと人間どもの切 り開いた空き地を黄色い花で埋めるため、風に乗って誰よりも遠くへ、タンポポ の意思そのもののように遠くへ遠くへ。

 いったいなにを追って高く飛ぶのでしょうか・・・それとも、なにかから逃げようとしているのでしょうか。

 彼らの綿帽子を見つけたら、できるだけ高く掲げて強く吹き飛ばしてあげてください。遠くへ、遠くへ飛んでいくように。

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